ルーチンディスクリプタ¶
ルーチンディスクリプタはコマンドライン操作等で利用するルーチン情報の表現方法です。
使い方
usage: DEVICE[:DTYPE][:CH][/LEVEL][/AUX][@INDICES]
各項目の内容
引数名 | 内容 |
---|---|
DEVICE | デバイス名を表す項目です。cpu , opencl , cuda 等があります。 |
DTYPE | データ型を表す項目です。float32 (デフォルト), float16 , qint8 等があります。 |
CH | テンソルのチャンネル位置を表す項目です。chf (channels-first), chl (channels-last:デフォルト)があります。 |
LEVEL | ルーチンアルゴリズムの最適化レベルです。naive , fast (デフォルト), faster があります。 |
AUX | 予備情報を表す項目です。LEVEL 以外の項目の情報を持たせることが出きます。 |
INDICES | レイヤーをインデックスで指定する項目です。 @1 のように一つのみ指定したり、 @1,2 , @1..3 のように複数指定できます。 |
記述例
'DEVICE='cpu', DTYPE='float32', CH='chl', LEVEL='faster' and AUX='wg3x3_nxn'
を表します。
cpu/faster/wg3x3_nxn
DEVICE='opencl', DTYPE='float16', CH='chl', LEVEL='fast' and AUX=''
を表します。
opencl:float16
DEVICE='cpu', DTYPE='float32', CH='chf', LEVEL='naive' and AUX=''
を表します。
cpu:chf/naive
ルーチンディスクリプタを利用したコマンド例
- OpenCLを利用したGPUでの
run
$ softneuro run --routine opencl/fast@2..23 --routine cpu@1,24 vgg16.dnn
- 量子化8bit整数を利用したCPUでの
tune
$ softneuro tune --routine cpu:qint8/fast vgg16.dnn vgg16_tuned.dnn